映画、ドラマに引っ張りだこの俳優・山田裕貴さん！
「東京リベンジャーズ」での強烈なビジュアルや、ドラマ「ハコヅメ」での人懐っこいキャラなど、変幻自在に役を生きられてますよね。
今回は「【2021年最新版】山田裕貴出演映画おすすめベスト10」と題し、そんな山田さんの出演映画の中からおすすめ10作品を厳選して紹介します。
山田裕貴出演映画おすすめ10位～4位
それでは早速、山田裕貴さん出演のおすすめ映画を紹介していきます。
まずは10位から4位までの7作品をご覧ください！
10位 デメキン（2017年）
(C)2017 映画「デメキン」製作委員会
第10位はデメキンです。
お笑いコンビバッドボーイズ・佐田正樹さんの漫画化もされている自伝小説の実写化になります。
デメキンと呼ばれいじめられっ子だった佐田さんが、福岡最大勢力の暴走族総長になるほど強くなっていく姿を描いた青春ストーリーです。
山田さんは健太郎（伊藤健太郎）さん演じる主人公・佐田正樹の親友・合屋厚成役、正樹と一緒にケンカに明け暮れ、暴走族結成を持ちかけ、最高のバディとなる役どころです。
正樹と厚成は硬い絆で結ばれており、誰よりも正樹を総長に押し上げたい厚成と、それに応えようと奮闘する正樹のバディ感あふれる2人の活躍が本作の最大の見どころです。
厚成は正樹を総長にし、一緒に走りたいという想いが強い一方、彼女からそろそろ暴走族を抜けて欲しいと言われます。
その狭間で葛藤する姿を、山田さんが好演しています。
特に正樹と厚成がラーメン屋で抗争相手にどう立ち向かうかで意見を対立させ、山田さんがアドリブでひと言放つシーンに注目してください。
役に入り込んだ状態で思わず言葉があふれた山田さんの姿は必見ですよ！
9位 トモダチゲーム 劇場版（2017年）
(C)山口ミコト・佐藤友生／講談社 (C)2017「トモダチゲーム」製作委員会
第9位はトモダチゲームです。
主人公の男子高校生・片切友一（吉沢亮さん）が修学旅行の費用が盗まれた事件をきっかけに、友情を試される謎のトモダチゲームに、仲間と共に巻き込まれていく姿を描いています。
山田さんはゲームに参加する5人の内の1人、調停役を務める学年トップの秀才・美笠天智を演じています。
トモダチゲームは自分が背負った莫大な借金を返済するために、その裏切り者が勝手に仲の良い友達を参加させるところから始まります。
誰が背負った借金なのか分からないまま互いに疑心暗鬼に陥り、ゲームの悪質なルールもあって、ストーリーは二転三転していきます。
美笠天智はその状況の中で、悪人から善人へ転換していくキャラですが、それを山田さんが見事に演じ分けられています。
また、主人公・友一とは、敵対したり、バディとして行動したりと、とにかく様々な局面で絡みが多く、その都度山田さんと吉沢さんの息の合ったお芝居が際立ちます。
そして、散々ネタバレされていますが、プライベートでも仲が良いという山田さんと吉沢さんの”キスシーン”は、やはり必見です！
8位 となりの怪物くん（2018年）
(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ／講談社
ランキング8位はとなりの怪物くんです。
あまりにも問題児なため周囲から怖がられる主人公・春（菅田将暉さん）と隣りの席の女子・雫（土屋太鳳さん）との恋愛を描いた学園ラブストリーです。
山田さんは春の恋のライバルになる、山口賢二（通称・ヤマケン）を演じています。
ヤマケンは金髪がトレードマークのイケメンで病院の御曹司、頭もよく春や雫とは違う進学校に通うエリートです。
おまけに、自信家でプライドが超高く、良い意味であまり山田さんらしくないイメージの役どころでした（笑）
ヤマケンは春と幼少期に同じ学校に通っており、雫と出会ったのも春と絡んでいた際のことなので、この映画の重要なポジションを担う1人です。
そんなヤマケンの最大の見どころと言える、雫に告白し玉砕、さらに、最高の”当て馬”になる姿を、山田さんがどう表現しているのか、ぜひご自分の目で確認してください。
7位 あゝ荒野（2017年）
第7位はあゝ荒野です。
ボクシングを舞台に、運命的な出会いをした新次（菅田将暉さん）と健二（ヤン・イクチュンさん）が周りの人間と繋がり、自分の運命に左右されながら生きていく姿を描いたヒューマンドラマです。
山田さんは主人公・新次とかつての高齢者詐欺の仲間であり、現在プロボクサーになっている山田裕二を演じています。
裕二は詐欺仲間時代に新次や他の仲間を裏切り、新次の先輩を下半身不随に追い込み、新次を少年院送りにしたという因縁があります。
当然ながら新次から恨まれており、後にプロになる新次とリングで対決するのが、この映画における裕二の最大の見せ場です。
ボクシング経験のない山田さんはトレーナーさんに、「お芝居なのにここまでやるんですが？」と言われるほど練習を重ねたそうです。
また、新次との対決シーンはほとんどがアドリブだったそうで、相手役の菅田さんと本気でボクシングをしていた感覚だったと語った、大迫力のボクシングシーンは必見です！
そして、俳優・山田裕貴に対する認識を変えるつもりで臨み、キラキラものしかできないというイメージを覆してくれたとも語っています。
ぜひその覚悟を見届けましょう！
6位 ヒノマルソウル（2021年）
(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
第6位はヒノマルソウルです。
1998年長野オリンピック・スキージャンプ団体を舞台に、猛吹雪で中断した競技を再開するかどうかを託されたテストジャンパー達の実話を基にした、ヒューマンストーリーです。
前回大会で惜しくも銀メダルとなり、長野に雪辱を期しながらケガで代表を落選した西方仁也さん（田中圭さん）を中心に、様々な想いを持ったジャンパー達の姿が描かれています。
山田さんは当時実際のテストジャンパーであった、高橋竜二さんを演じています。
高橋さんは生まれつき聴覚障害を持ちながら、国際大会で優勝経験があるほどのジャンパーです。
この長野五輪の競技再開がかかったテストジャンプでも最長距離を跳び、競技再開可能なことを強烈に印象付けた人でもあります。
山田さんは実際に高橋さんと会った際に、「聴覚障害をハンデと思わず、周りに障害を気にする人も誰もいなかったので、跳ぶことだけに集中した」というエピソードを聞いたそうです。
山田さんの演技はその言葉どおりで、高橋さんの前向きさやたくましく生きる姿が全身からあふれているような熱演でした！
そして、聴覚障害の表現も日ごろから「役を全力で生きる」と言っているように、言葉は悪いかもしれませんが、演技であることを忘れてしまうくらい自然でした。
改めて山田さんの演技力のすばらしさ、ストーリーの中でキャラを生きるという俳優魂を感じさせてくれるおすすめ作品です。
5位 ストロボ・エッジ（2015年）
(C)2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒／集英社
第5位はストロボ・エッジです。
学校中の女子のあこがれの的である蓮（福士蒼汰さん）と、蓮を一途に想い続ける同級生・仁菜子（有村架純さん）との恋模様を描いた青春ラブストーリーです。
山田さんは蓮の中学時代の同級生で、次第に仁菜子に惹かれていく安堂拓海を演じています。
原作漫画でも非常に人気があるキャラですが、役のために10キロ減量したという、山田さんのビジュアルの再現度の高さはすごいです！
また、本作も山田さんの繊細な演技が目をひきます！
拓海はチャラチャラした軽薄なキャラですが、仁菜子だけは本気で好きになります。
その想いを繊細に演じ分け、揺れる心を上手く表現されています。
特に終盤、元カノである真央（黒島結菜さん）を優しい言葉で許してあげるところは、山田さんがストーリーの中で安堂拓海を生きていることが手に取るように分かる、最高のシーンです！
4位 闇金ドッグス8（2018年）
(C)2018「闇金ドッグス8＆9」製作委員会
第4位は闇金ドックス8です。
若くして組長にまで昇りつめた主人公・安藤忠臣（山田さん）がやくざ稼業から足を洗った後、闇金業者として裏社会でのし上がっていく姿を描いた、ダークヒーロードラマです。
中でも8は、山田さん演じる忠臣を主人公とした最新作（2021年10月現在）です。
生活保護を受けながら、闇金に手を出してもなお派手な生活を続けるどうしようもない家族から、忠臣が借金を回収するために策をめぐらすというストーリーになっています。
明るく元気な”陽”のキャラを演じることの多い山田さんですが、本シリーズでは鋭い眼光と怒号で債務者を追い詰める、退廃的で陰のあるダークなキャラを演じています。
普段のイメージと真逆のようなキャラを、昔からダークな役ばかりを演じていたかのように役に入り込める、山田さんのふり幅の大きさに改めて驚かされます！
本作は久々に金貸しに特化したストーリーのため、最後にきっちり下衆な家族を落とす忠臣を、山田さんが痛快に演じているところが最大の見どころです。
山田裕貴出演映画おすすめベスト3
ここからは、山田裕貴さん出演映画のおすすめベスト3を紹介します。
どれも山田さんの演技力と存在感がさらに際立っている作品ですので、ご期待ください！
3位 あの頃、君を追いかけた（2018年）
(C)「あの頃、君を追いかけた」フィルムパートナーズ
第3位はあの頃、君を追いかけたです。
悪ふざけを重ね度々授業を妨害する高校生・浩介（山田さん）と、そのお目付け役に指名された優等生・真愛（齋藤飛鳥さん）との恋愛を描いたラブストーリーです。
浩介はヤンキーではないけれど、ヤンチャな性格のお調子者で、仲間とバカをやって周りを笑わせるみたいな、どこのクラスにも2，3人いそうなキャラです。
公開当時28歳の山田さんですが、浩介の高校時代シーンでは丸坊主にもしており、全く違和感のない高校生だったと評されるほど、役にはまっていましたね。
そして、ラブストーリーにおいてはヒロインとの恋が成就しない”当て馬”的存在を多く演じてきましたが、本作は恋の主役です。
浩介の純粋で真っすぐな恋心をチャラけながら男気も見せて演じる山田さんに、真愛役の斎藤さんがグイグイ引っ張られていくんです！
まるでクラスの中で本当の恋愛を見ているかのような感覚にさせてくれます。
そして、山田さんは「本作を男もキュンキュンする映画」と語っています。
例えば、真愛が浩介に「好きになられて不思議な感じがする」と告げる場面での山田さんの表情などは、まさに学生時代を思い出し胸がキュッとなるおすすめのシーンですね！
2位 東京リベンジャーズ（2021年）
(C)和久井健／講談社 (C)2020 「東京リベンジャーズ」製作委員会
第2位は東京リベンジャーズです。
タイムリープ能力に目覚めた主人公（北村拓海さん）が、中学時代の恋人（今田美桜さん）が殺される運命を変えるべく、その元凶となる暴走族チームで成り上がる姿を描いた作品です。
山田さんはその暴走族チーム・東京卍會（東卍）の副総長、ドラケンこと龍宮寺堅を演じています。
ドラケンは原作漫画、そして、アニメ版でもとても人気のあるキャラで、金の辮髪にこめかみに龍のタトゥーというパンチの効いたビジュアルが特徴です。
山田さんは原作ファンにも「文句なし」と言わせるほどの再現度の高さで、その性格やかもし出す雰囲気までも、ドラケンそのものといったハマり具合でした。
熱くて、強くて、カッコいいドラケンが、シャンプーが目に入るのが怖くてシャンプーハットをしているようなおちゃめさも、山田さんだからこそ何の違和感もなく見れるんですよね！
特にプライベートでも仲の良い総長・マイキー役の吉沢亮さんとの絡みでは、2人の絶対的な信頼関係が垣間見える、絶妙のコンビ感がにじみ出ています。
そんな2人が絡むおすすめシーンは、喧嘩に巻きこまれ負傷した女の子のお見舞いに行き、家族へ謝罪する場面です。
自分たちが関わった喧嘩ではないため本気で謝る気などさらさらないマイキーを横に、ドラケンはどんなに罵声を浴びせられてもひたすら頭を下げ続けます。
そして、なお反抗的な態度をとるマイキーを、「人を思う心を持て」といって諭します。
”男が惚れる男”であるドラケンを見事に表現した山田さんの名シーンと思いますので、ぜひご覧になっていただきたいです！
1位 HiGH&LOWシリーズ（2017年～2019年）
山田裕貴さん出演映画のおすすめランキング、第1位に輝いたのはHiGH&LOWシリーズです。（写真はHiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION）
HiGH&LOWはドラマが2シーズン、映画はスピンオフを含め6作品が公開され、通称ハイローとも呼ばれる人気シリーズです。
山王連合会・White Rascals・鬼邪高校・RUDE BOYS・達磨一家、5チームの頭文字をとって通称「SWORD地区」と呼ばれる場所で巻き起こる、ヤンキーたちの抗争や仲間同士の友情を描いた青春ストーリーです。
山田さんは”漆黒の凶悪高校”の異名を持つ鬼邪高校の初代番長・村山良樹を演じています。
HiGH&LOWシリーズは、EXILE TRIBEのメンバーを中心にキャストが構成されていますが、鬼邪高校は唯一そのメンバーが不在のチームです。
しかし、ファンに非常に人気のあるチームなんです。
それは、子供っぽさや無邪気さもありつつ、筋を曲げない一本気で仲間想いの頼れる村山を、山田さんが好演しているからに他なりません。
EXILE TRIBEファンをも惹きつける存在感の大きさを見せつけているからなんです！
山田さんは「村山は自分の化身と言っても過言じゃない」と語っており、”役を生きる”山田さんの名前を広め、イチオシ作品というファンの方も多い代表作となりました。
筆者のおすすめはMOVIE3で壊滅に追い込まれた鬼邪高校定時制を復活させ、強大な敵組織である九龍グループに陽動部隊として向かっていくシーンです。
山田さんが化身と語る村山の良さが全て詰まったような場面ですので、ぜひ見ていただきたいですね！
まとめ
今回は「【2021年最新版】山田裕貴出演映画おすすめベスト10」と題して、お伝えしました。
話をまとめます。
・第2位は原作ファン人気の高いドラケンを見事に再現してみせた東京リベンジャーズ
・第1位は山田さんが「自分の化身」とまで語る村山を演じたHiGH&LOWシリーズ
今回ご紹介した作品はもちろんどれもおすすめですが、筆者個人的にはあゝ荒野の裕二やヒノマルソウルの高橋竜二さんのような、リアリティのある役により注目してほしいですね。
安堂拓海のようなキラキラ感のある役も、ドラケンのようなカッコいいヤンキーもハマってますよね！
でも、日ごろから役を生きたいと語っている山田さんのリアルさも、もっと見たいと思うんですね！
そんな山田さんをこれからも全力で追い続けていきましょう。
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