ゲイであることを隠している男子高校生とBL好きの女子高生の恋愛が話題の、映画「彼女が好きなものは」が公開となります。
原作小説はドラマ化されており、映画では原作、ドラマと違ったストーリーやラストになるのか注目されています。
そこで今回は「【映画】彼女が好きなものはのネタバレあらすじ!原作やドラマと違う?」と題して、映画版に迫っていきます。
【映画】彼女が好きなものはのあらすじ
映画彼女が好きなものはの原作は、浅原ナオトさんの青春恋愛小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」です。
同性愛者であることを隠している男子高生とBL好きの腐女子の恋愛を通じ、”自分らしさ”と”世間の常識”の狭間で悩む人たちの姿を描いています。
通称「カノホモ」とも呼ばれるほど人気になっており、「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る」のタイトルでNHKからテレビドラマ化もされています。
原作・浅原ナオト
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原作は「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)。Web小説サイト「カクヨム」で話題となり2018年2月に書籍化、2019年4月には「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化もされました✨『#彼女が好きなものは』
🎥12月3日(金)公開🎥 pic.twitter.com/qLYsS8iikE— 映画『彼女が好きなものは』公式 (@kanosuki2021) October 1, 2021
映画版のキャストは、主人公の男子高生・安藤純をドラマ、CMで大活躍の神尾楓珠さん。
腐女子のヒロイン・三浦紗枝を、このところ映画で連続して主要キャスに抜擢されている山田杏奈さんが演じます。
🎬『#彼女が好きなものは』
✨ティザービジュアル解禁✨「僕はゲイだ。
だからって“ふつう”の幸せを
あきらめたくない。」《交わるはずのなかった2人の
純粋でいびつな恋物語。》#神尾楓珠 #山田杏奈
2021年秋公開 pic.twitter.com/XkHP4BGdc0— 映画『彼女が好きなものは』公式 (@kanosuki2021) June 14, 2021
それではこの映画のあらすじを見ていきましょう。
彼女が好きなものはのあらすじ
高校生の安藤純は自分がゲイであることを隠して生きています。
ある日、純は書店でクラスメイトの三浦紗枝が、男性同士の恋愛を描いたBL漫画を購入するところに遭遇します。
自分がBL好きの腐女子であることを隠している紗枝は純に口止めをし、2人だけの秘密を持ったことで2人は大接近します。
ダブルデートをしたり、クラスメイトと遊園地に行ったりと楽しい日々を過ごす中、しばらくして純は紗枝に告白されます。
純には同性の恋人マコトがいますし、紗枝は純がゲイであることを知りません。
戸惑いを隠せない純ですが「ゲイである自分でも女性を好きになり、結婚して家庭を持つ、そんな”ふつう”の人生が歩めるのでは!?」とも思いました。
そこにいちるの望みをかけ、純は同性愛者であることを隠したまま、紗枝と付き合うことになります…
これが公表されている映画のあらすじになります。
2人の関係がこの後どうなっていくのかとても気になるところですし、ドラマ版ともキャストが全く違いますので、原作をどう表現しているのかも注目ですよね!
それでは、映画と原作、ドラマ版との違いを予想していきましょう。
ネタバレ注意!【映画】彼女が好きなものは・原作、ドラマの違いは?
それでは原作、ドラマと映画の違いについて予想しましょう。
なお、ここからは結末に向かってのネタバレが多く含まれますので、映画を観る前に公表されているあらすじ以上のことを知りたくない方はご注意ください。
ネタバレ!原作とドラマの結末
映画彼女が好きなものはですが、原作、ドラマとの違いを予想するには、結末に触れなくてはなりません。
そこでここではネタバレになりますが、結末を紹介します。
純がゲイであることはやがて紗枝も含め周囲の知るところとなります。
学校中に秘密が知れ渡ってしまった純は自殺未遂を図るほど、追い詰められてしまいます。
紗枝は自分の恋人がゲイであったことにショックを受け、戸惑います。
しかし、セクシュアリティ(人間の性のあり方)を何とか理解しようとし、純に自分を見てもらうよう努力を続けます。
それでも純は性的に女性を受け入れられず、彼女になった紗枝とも最後まで性行為をすることができませんでした。
それを受けた紗枝は彼との別れを決意!
純もまた自分のセクシュアリティと改めて向き合い、やり直すために転校を決意します。
映画と原作、ドラマとの違いはある?
映画より先に映像化されたドラマですが、原作とはタイトルが大きく違いましたので、あらすじや結末も違いがあると考えられていました。
しかし、いざ放送が始まってみると、驚くほど原作に忠実で、あらすじ、結末ともに原作と同じだったんですね!
ゲイの高校生の絶望と希望。「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」で金子大地さんはどう届けたのか | ハフポスト
録画してたやつようやく見た。原作に忠実に描いてくれてた。主人公の役者さん素敵だった。 https://t.co/goWijCD1NP
— ちゃあ。 (@marukaitecha) June 18, 2019
それを踏まえますと、原作の前半部分を切り取ったタイトルである映画は、なおさら原作に忠実な可能性が高いと予想します。
映画のすでに公表されている部分のあらすじも原作、ドラマとほぼ同じですので、中盤からラストに向けて大きく変えるというのも無理がある気がします。
しかも、小説はドラマ、映画に加えコミックや朗読劇になるほどファンが多い人気作ですので、これまでに付いたファンのことを考えても、改変はリスクが高すぎるのではないでしょうか?
ただ一点だけお伝えしておきたいのは、原作において重要なキーパーソンである、純のネット上の友人・ミスター・ファーレンハイトの扱いです。
「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る」主人公のネット上での友人ファーレンハイトがすごく気になったんだけど原作から大幅カットされてたらしい。主人公の恋人とレズビアンの知り合いのケイトさんについても。
— フユコ (@fuyufuyu0358) June 10, 2019
ドラマでは原作よりも扱いが軽かったという意見があります。
純と同じような境遇でずっと悩み続けたファーレンハイトについて、映画では深めに描かれることを期待したいですね。
まとめ
今回は「【映画】彼女が好きなものはのネタバレあらすじ!原作やドラマと違う?」と題して、お伝えしました。
話をまとめます。
・ドラマ版は「腐女子、うっかりゲイに告る。」
・映画も原作、ドラマ同様に同性愛者の男子高校生とBL好きの女子高生の恋愛を描いている
・ドラマと同じく映画も原作に忠実な可能性が高いと予想!
・ミスター・ファーレンハイトについて深堀りを期待!
原作者の浅原さんは映画の公式サイトにこうコメントしています。
普通になりたい願望と、普通になれない現実。
「好きな相手が同性でもいいと思うよ」では片づかない複雑な内面を書いた物語(一部抜粋)
浅原さんのコメント通り、本作は実に様々なセクシュアリティやそれに対する周囲の心情、反応が描かれています。
セクシュアリティやLGBTを考えるきっかけに間違いなくなる作品と思いますので、ぜひ劇場でご覧になってください。
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