君は永遠にそいつらより若い考察!あらすじ原作と違う?ネタバレも!

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芥川賞作家・津村記久子さんのデビュー作「君は永遠にそいつらより若い」が映画化されます。

佐久間由依さんや奈緒さんなど気鋭の若手俳優の共演で話題ですが、暴力や児童虐待など重いテーマが主題になるため、ストーリーやタイトルの考察も多く見られます。

そこで今回は「君は永遠にそいつらより若い考察!あらすじ原作と違う?ネタバレも!」と題して、迫っていきます。

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ネタバレ注意!君は永遠にそいつらより若いあらすじ

それでは早速、映画「君は永遠にそいつらより若い」のあらすじをご紹介します。

ホリガイ佐久間由依さん)は卒業を間近に控える大学4年生、児童福祉職への就職も決まり単位も取りこぼし無く、ある意味手持ちぶさたな生活を送っています。

そんなある日同じ大学の1つ歳下で過去に痛ましい経験を持つイノギさん奈緒さん)と知り合い、特別な関係を築いていきます。

そんな関係が続く中友人が自殺、イノギさんが過去に遭った全くもって理不尽極まりない凄惨な事件も知ることになります。

ホリガイは日常の裏から顔をのぞかせた「暴力」と「哀しみ」に向き合い、自分が関わった人間に寄り添い、その人たちのために賢明に行動を起こします。

原作では暴行や児童虐待、若者の自殺などショッキングなことが生々しく描かれており、映画もその部分は踏襲されています。

そして、主人公は今まで体感したことがなかった闇や悲劇に触れ、あせって、もがいて悩むのですが、ホリガイの人物像に照らし合わせ、あえてコミカルに描いている部分もあります。

原作を読んだ方が「悲しくて孤独で暴力的だが、面白くて愛情に溢れている作品」というニュアンスのレビューを書かれていましたが、映画もまさにそんな作品ですね。

“ホリガイ”という女性

本作の主人公は、ホリガイ堀貝佐世)という大学4年生の女性です。

このホリガイが原作ファンの間で大変人気があり、映画でもこのキャラクターが愛されるかどうかに注目が集まっています。

ホリガイはこんな女性です。

・変わり者扱いされているが自覚はない
・友人に”地獄”と呼ばれるほど汚い下宿に住んでいる
・床に散乱している自分の下着の金具を踏んで出血
・自分を「童貞の女」「ポチョムキン」などと自虐している

ハッキリ言ってどうしようもない奴であり、女性としての魅力はほぼ無し、なぜ人気があるのか全く分かりませんよね(笑)

だからこそ、こんな意見もあるんですね。

分かります!

佐久間さんは若手を代表する美人女優さんの1人ですからね。

それはさておき、物語の中盤からホリガイは自分とは直接関係のない問題に対して真っ向から立ち向かい、人を助ける行動を起こします。

実はホリガイは他者に寄り添い想いを共有でき、行動力も抜群、まるでスーパーヒーローのような一面があったのです!

そのホリガイが、たたずまいや性格、日常生活においては全く魅力的ではないのですから、そのギャップが人気の要因なのでしょう。

ぜひ映画でも佐久間さんの演技、表現力と共に、ホリガイというキャラクターをさらに掘り下げてみたいですね。

あらすじは原作と違う?

映画「君は永遠にそいつらより若い」には原作小説があります。

小説の映画化では当然ながら原作と比較され、最限度合いが話題になりますが、本作の原作既読の方の鑑賞レビューを見ていると、意見が少し分かれていますね。

割と原作に忠実と言う意見!

一方、改変してしまっているのでは?という意見!

筆者は大まかなストーリーは原作に沿っているものの、映像ならではの明るさや笑いに改変した部分があり、原作の重厚さ、シリアスさを少しだけ軽減しているように思えます。

そして、原作者の津村さんは今回の映画化に当たりこう語っています。

今映画という形になって、自分が描きたかった堀貝佐世の鷹揚さは、確かに誰かの支えになるものだと、改めて信頼させてもらえたように感じました。

映画に関わられたすべての方に、改めて、他者に優しくあることの力を強く肯定し、このように提示してくださったことに、感謝を申し上げます。

引用元:映画「君は永遠にそいつらより若い」公式サイトより一部抜粋

筆者はこの津村さんの言葉が「自分が描いたホリガイの姿は映画でも十分に表現されている。原作通りではないけど、別解釈で提示してくれたことに感謝している」という風に聞こえます。

映画ならではの捉え方を、ぜひ見たいと思いませんか?

タイトル「君は永遠にそいつらより若い」考察

この映画(小説)のタイトル「君は永遠にそいつらより若い

特別にセンセーショナルというわけではないですが、何か意味深で胸に刻まれます。

そして、筆者にはこのタイトルが作者の伝えたいことを集約させたものに思えますので、考察してみます。

タイトル考察

本作のタイトルは、物語の終盤にホリガイがイノギさんに贈る「君の心と存在を弄んで、侵害するそいつらは、どんどん歳を取って弱っていくから。君は永遠にそいつらより若いんだよ」という言葉から取られています。

この言葉はホリガイからの、こんな励ましのメッセージだったのでしょう。

「君を痛めつけた人間はいずれ弱くなり、体も衰弱して死んでいく。いずれ君の前から消えてしまうのだから、あきらめず時間を止めないで歩んでいこう」

そして、原作にはホリガイが田舎に帰ったイノギさんに会いに行く際に想う、こんな心情が書かれています。

「あなたがいちばん気になるんだと、これからもずっと気にするし、あなたがわたしのことをすっかり諦めて忘れてしまっても、わたしはあなたのことを気にしているんだろう」ということを、どうやってイノギさんに伝えようかと思った。(原作より抜粋)

本作の主題の1つに「暴力」、しかも、「弱者が受ける理不尽な暴力」があります。

ホリガイはおそらく、理不尽な暴力がなくならないことも、イノギさんが一生過去の傷を抱えて生きていくことも十分理解しているのだと思います。

だから「過去のことを暴いたりはしない(できない)けど、私は知っているし、思いを共有もしている」と伝えたかったはずです。

ホリガイはそれを「君は永遠にそいつらより若い」というメッセージに託したんですね。

そして、これこそ作者がホリガイというキャラクターを通じて伝えたかったおおらかな人間の姿であり、他者に優しくあることが、救いとなり力になるという”想い”なのだと考察します。

まとめ

今回は「君は永遠にそいつらより若い考察!あらすじ原作と違う?ネタバレも!」と題して、お伝えしました。

話をまとめます。

・映画「君は永遠にそいつらより若い」は日常に潜む暴力や哀しみに気づいた1人の女子がどう感じ、どう行動したのかを描いた物語
・原作で大人気の主人公ホリガイが、映画でどう表現されているのか注目!
原作と違った解釈で表現している部分もある
作者がタイトルに込めた想いを感じ取りたい!

君は永遠にそいつらより若いはテーマが重いため、観るには少し覚悟が必要かもしれません。

しかし、問題に対してダメさとカッコよさが同居した主人公ホリガイが、真っ向からぶつかっていく姿には心をスカッとさせられます。

そして、何かしらに気づかせてくれる作品でもあると思います。

皆さんの周りにホリガイがいるかもしれませんし、自分がホリガイなのかもしれませんね!

 

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