燃え殻さんの同名小説、ボクたちはみんな大人になれなかったが映画化されます。
あらすじに注目されている方も多いと思いますが、原作との内容の違いも大いに気になるところですね。
そこで今回は「ボクたちはみんな大人になれなかったのあらすじ紹介!原作と内容違う?」と題して、お伝えします。
ネタバレ注意!【映画】ボクたちはみんな大人になれなかったあらすじ
映画ボクたちはみんな大人になれなかったは、作家・燃え殻さんのデビュー作となった同名小説が原作です。
多くの著名人が心を打たれ、その一人であるあいみょんさんが文庫本化の際に「アンサーソング」という形でエッセーを寄せたことも話題になりました。
数々のCMやアーティストのMVを手掛けてきた森義仁監督がメガホンを取り、森山未來さんが主演を務めます。
また、劇場公開と同時にNetflixで世界配信される、大注目コンテンツです。
燃え殻原作、森山未來主演のNetflix映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」11月5日から劇場公開決定 #ボクたちはみんな大人になれなかった https://t.co/L7CtWTPM96
— 映画.com (@eigacom) August 9, 2021
それでは映画のあらすじをご紹介します。
【映画】ボクたちはみんな大人になれなかったあらすじ
志していた小説家になれずテレビ業界の片隅でズルズルと働き続ける主人公・ボク(森山未來さん)。
ある日ボクは電車の中で開いたFacebookの「知り合いかも?」に、絶対に忘れられない名前を見つけます。
それはかつて自分よりも好きになってしまった女性(伊藤沙莉さん)でした。
思わずボクは彼女のページをスクロールし日常を追ったりします。
電車を降りるためにいったんスマホを握りしめますが、次に彼女のページの画面に目を落とした時、不意に友達リクエストを送信してしまいます。
彼女はボクの最愛の初恋の人、あっという間に目の前に表れ、ある日何の前触れもなく別れてしまった人でした。
社会と何とか折り合いながら生きている46歳のボクは、彼女と過ごした二度と戻らないあの頃を思い出します…
1995年、ボクは文通で彼女と知り合い、付き合うことになります。
彼女の何らかの影響でアルバイト先のエクレア工場を退職し、六本木のテレビ美術制作会社で働くことにします。
彼女は「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」と言ってくれました。
今思えばその会社は立派なブラック企業でしたが、初めてできた彼女のためにがむしゃらに働いた日々がめぐります。
でも彼女のおかげで息抜きができて、毎日楽しかったのです。
しかし、1999年ノストラダムスの予言通りにはなりませんでしたが、地球最後の日と言われたその日は、ボクが彼女と過ごす最後の日になったのです…
【映画】ボクたちはみんな大人になれなかったの原作小説との違い!
映画のあらすじを紹介しましたが、内容に原作との違いはあるのでしょうか?
森監督や原作者・燃え殻さんの言葉なども参考に調査してみます。
監督、原作者の言葉から内容の違いを予想!
森監督はインタビューでこう語っていました。
ベストセラーで人気もあって、文字で書かれていることが重要かなと。映像化が難しいと思っていた。燃え殻さんの本質が見えたり、普遍的な物語でもある。
これだけで内容が違うかどうかはハッキリしませんが、「文字に書かれていることが重要」ということは、少なくとも原作の再現を最優先したと理解できるのではないでしょうか。
そして、原作小説には過去パートである1990年代に流行した音楽や映画、当時の都会の街並み、人々のファッションや生活スタイルなどがたっぷりと描かれています。
それらは映像化されることでよりエモさを引き出し、懐かしい思いにさせてくれるため、そのままの内容で伝えているはずです。
また、原作者・燃え殻さんは映画の試写後にこう語っています。
映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』完成版試写をスクリーンで鑑賞。あの森山未來さんが、映画の途中から、うだつの上がらない主人公にしか見えなかった。伊藤沙莉さんに至っては「かおり」そのものだった。そして伊藤沙莉さんの声で再生される「君は大丈夫だよ、面白いもん」の破壊力たるや。 pic.twitter.com/ZQdiVgHpt0
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) August 11, 2021
こちらも内容が原作と違うかどうかまでは分かりませんが、キャストが登場人物そのものに見えるということは、映画が原作を忠実に再現しているからこそでしょう。
このようなことから、あくまでも筆者の予想ですが、原作と映画で大筋の内容は違っていないと判断します。
ただし、映画には原作に登場しないオリジナルキャラクターが存在します。
原作との大きな違いですので、詳しく見ていきましょう。
映画オリジナルキャラクター「石田恵」とは?
映画オリジナルキャラクターとなる石田恵(大島優子さん)は、40代になった現代のボクの恋人です。
予告編にも登場する重要な役どころですね。
優子さんは、43歳になった主人公「ボク」の現在の恋人、石田恵役。
予告編では、自信なさげで昔に思いを馳せている「ボク」を、咤激励なのか本当に腹を立てているのか?怒っている場面。「ボク」との関係性が垣間見える。#ボクたちはみんな大人になれなかった#森監督#大島優子#石田恵 https://t.co/iWLtpbI81I pic.twitter.com/f16B9A3jTZ— ふくちゃん (@TLDSMLJmXpcXtzE) September 22, 2021
この場面もそうですが、公開されているその他の場面でも、恵の表情は暗く、どこか物憂げで、二人の関係は微妙な感じがします。
映像では過去の恋愛の呪縛から一歩を踏み出せない主人公を叱咤激励しているようにも見えますし、また、愛想を尽かしてしまったようでもあります。
いずれにしてもこの石田恵というキャラクターにより、原作と違うラストシーンになる可能性すらありますので、ぜひ劇場で見届けてください。
まとめ
今回は「ボクたちはみんな大人になれなかったのあらすじ紹介!原作と内容違う?」と題して、お伝えしました。
話をまとめます。
・90年代のカルチャー、街並み、生活スタイルなどがあふれている
・監督、原作者の証言から原作の再現性は高いと予想!
・映画オリジナルキャラクター「石田恵」がラストにどう導くか注目!
映画ボクたちはみんな大人になれなかったは原作の世界観を守る意図は感じますが、オリジナルキャラクターの存在が思いもよらないラストになる可能性もあります。
劇場で確認するしかないですね!
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