今や映画にTVドラマに引っ張りだこの俳優・田中圭さん。
バラエティ番組で見せる奔放で豪快なキャラや抜群の歌唱力など、演技力以外でも魅力的な部分が多く、不動の人気を獲得していますね。
そんな田中さんですがここまで有名になる以前から多くの映画に出演しており、主演だけでなく脇に回っても実に様々なキャラクターを演じ、その演技力を高く評価されています。
そこで今回は「【2010~2021年】田中圭出演映画の高評価ランキングトップテン!」と題して、主役、脇役を問わず、田中さんが出演した映画の評価をランキング形式でお伝えします。
田中圭出演映画の高評価ランキング!10位~4位
それでは早速、田中圭さん出演映画の高評価ランキング10位から4位までを紹介します。
なお、評価の基準は映画.comのレビュー評価の平均点になります。
10位 ラブコメ(2010年)
松久淳さん田中渉さんコンビの同名小説を、香里奈さん主演で実写化した映画です。
田中圭さんが演じるのは、17年ぶりに再会した幼なじみである花屋の店長・真紀恵(香里奈さん)に好意を持ちながら、中々言い出せない純朴な草食系男子・村田美晴役です。
真紀恵も美晴に好意を持っているようですが、不器用でお互いに素直になれない恋愛模様を描いています。
最初は男勝りな性格でボーイッシュな真紀恵と、うじうじしている美晴という設定ですが、この関係が徐々に変わっていくところを、お二人が上手く表現しています。
「私も恋をしたくなった!」というレビューが多いように、香里奈さんと田中さんの美男美女が現実離れせず、誰の日常にもありそうな等身大の恋愛を演じられているのが共感を得ていますね。
9位 劇場版 びったれ!!!(2015年)
(C)田島隆・高橋昌大(別冊ヤングチャンピオン)2013/2014「びったれ!!!」製作委員会
田島隆さん原作、高橋昌大さん作画の漫画「びったれ!!!(奮闘!びったれ)」の劇場版、連続ドラマに引き続き田中圭さんが主人公・伊武努を演じました。
伊武は元極道の司法書士、普段はドジでお人よし、姉が残した姪っ子を育てる優しいシングルファーザーです。
しかし、弱者のためにはキャラが豹変!
敏腕ぶりをいかんなく発揮して正義の味方となり、それでも解決できない困難な問題は元極道として凄みをきかせながら解決しようとする、様々な顔を持つ青年です。
キャラのふり幅が大きい役どころですが、役に溶け込むことでは天下一品とも言われる田中さんにとって、伊武はまさに「待ってました!」と言わんばかりの役だったのではないでしょうか!
8位 劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD(2019年)
(C)2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会
新語・流行語大賞のトップテンに選出されるなど社会現象的な人気となったドラマ「おっさんずラブ」の劇場版です。
ドラマでは男性同士の三角関係が中心でしたが、映画では五角関係にまで発展するカオスな展開が話題となりました。
田中圭さんはドラマに引き続き主人公・春田創一(はるたん)を演じ、相変わらずテンションが高くかわいいキャラでさらに人気となりましたね。
しかし、ドラマを超えた展開が見られない点や、ストーリーがハチャメチャすぎる点が評価を下げ、田中さんの人気を不動のものにしたドラマの劇場版ながら、上位にはランクインしませんでした。
7位 予告犯(2015年)
(C)2015映画「予告犯」製作委員会 (C)筒井哲也/集英社
筒井哲也さん原作の同名漫画を生田斗真さん、戸田恵梨香さんの共演で実写化した作品です。
警察や法律では罰することができない者たちを、予告した上で次々と制裁していく予告犯「シンブンシ」と、警視庁サイバー犯罪対策課の闘いを描いています。
シンブンシの真の目的が徐々に明らかになっていき、賛否両論大きく分かれる結末が待っています。
田中圭さんは警視庁公安部の「北村」という役で、エリート然とした嫌味な役です。
それほど出番も多くないのですが「嫌味なヤツがいた」というレビューがあったように、役の印象は強く残っており、ここでも役に溶け込む田中さんらしさが発揮されているんですね!
6位 図書館戦争(2013年)
(C)“Library Wars” Movie Project
有川浩さんの大人気小説「図書館戦争」シリーズを原作に、岡田准一さん、榮倉奈々さんダブル主演の映画化第1弾です。
武力行使も辞さないような強硬なメディアの検閲が正当化された日本を舞台に、本の自由を守るために立ち上がった自衛組織「図書隊」の奮闘と恋愛模様が描かれています。
岡田さんが図書特殊部隊の班長にして鬼教官の堂上篤、榮倉さんが女性として初の図書特殊部隊の隊員となった笠原郁を演じます。
田中圭さんは図書特殊部隊に所属しており、同期の鬼の堂上とは正反対の優しく穏やかな教官小牧幹久を演じられています。
皆に頼られる先輩という役どころで、田中さんの柔和で優しい部分が強調されたキャラクターであり、レビューでもこういう雰囲気の役の方が好きという意見が多く見られました。
それだけに、”好青年”田中圭を見たい人には、必見の映画と言えますね!
5位 みなさん、さようなら(2013年)
(C)2012「みなさん、さようなら」製作委員会
団地から一生出ないと決めた主人公の生きざま、恋愛、成長などを描く、久保寺健彦さんの同名小説を濱田岳さん主演で映画化。
田中圭さんは主人公が暮らす団地の住人で、ブラジル人の妻と2人の娘がいる「堀田」という役です。
堀田は血のつながっていない長女を虐待し学校にも行かせず、長女と仲良くなった主人公にも挑発的な態度を見せます。
挙句の果てには娘を人質に取り、助けようとする主人公に罵声を浴びせ蹴り上げるなどの暴挙に出る極悪人です。
ファンの間では「田中圭史上最低最悪のクズ野郎」とまで言われるキャラですが、その風貌からは似つかわしくない極悪非道な悪人を演じ切ったことに対する高評価も多いです。
新境地を開いたとも言えますので、ファンとしてはぜひ見ておきたい作品ではないでしょうか。
4位 記憶にございません!(2019年)
(C)2019 フジテレビ/東宝
史上最悪のダメ総理大臣で欲と権力にまみれた悪徳政治家・黒田啓介(中井貴一さん)は、一般市民が投げた石が頭に直撃し、一切の記憶を失くします。
記憶を失くしたことで政治と真摯に向き合う善良な総理大臣に変貌していくのですが、その姿を面白おかしく、時に切なく描いた三谷幸喜監督の政界コメディです。
田中圭さんはSPになることを夢見ていた職務熱心な警察官、主人公を助けた際にSPに任命することを約束され、のちに本当にSPになるという役です。
有名俳優を惜しみなくチョイ役に起用する三谷幸喜監督作品らしく、この映画での田中さんの出番は決して多くありません。
しかし、図書館戦争の小牧教官のように、田中さんのはまり役の1つである実直でまじめな青年キャラですので、昔からのファンの方はきっと満足できるはずです。
田中圭出演映画の高評価ランキング!ベスト3
ここまで紹介した映画の中での田中圭さんは、イメージ通りの好青年キャラから最低のクズ野郎まで、表現力の幅の広さを見せつけてくれていますね。
いよいよランキングもベスト3ですが、いずれも田中さんの魅力が凝縮されたキャラクターが大いに活躍する作品ですのでご期待ください。
それではどうぞ!
3位 mellow(2020年)
(C)2020「mellow」製作委員会
田中圭さんが「おっさんずラブ」や「あなたの番です」などのヒットで一気に勢いに乗ったところに、新時代の恋愛映画の旗頭として期待されている今泉力哉監督とのタッグで話題となった作品です。
田中さん演じる主人公は女性にモテモテですが、中学生だったり人妻など、告白されたら困惑せざる得ないような女性から好意を寄せられます。
それでも一旦は気持ちを受け止め、あらためて距離を置いて解決を図ろうとする、穏やかで優しい男性です。
最近の田中さんは強めのキャラの役が多かっただけに、以前よく演じられていた穏やかで優しいキャラに共感が集まり高評価されていますね。
さらに、どう見ても両想いの恋愛に対しても、自分の気持ちを表現できない不器用さや、今の状況を壊したくないという臆病さも描かれ、より一層田中さんの持つ優男イメージを強調させています。
2位 図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年)
(C)2015“Library Wars LM”Movie Project
図書館戦争シリーズの映画化第2弾、田中圭さんは第1弾に引き続き小牧教官役で登場します。
この作品に先がけて作られたTVドラマでは、妹のような存在だった女性(土屋太鳳さん)との恋愛が描かれています。
そして、この女性がストーリーの重要なカギを握る人物だったため、田中さんも主演級の活躍をしています。
そのため、まだ映画を観ていない方は、ドラマを先に観ることをおすすめします。
本作はアクションや主演2人の恋愛模様に重きが置かれ、新しく加わったキャストもいるため、田中さん演じる小牧教官がキャラ立ちしているわけではありません。
しかし、何度もお伝えしてきたように役に溶け込む田中さんらしく、最後まで小牧幹久として存在感を示しているのは間違いありません。
1位 ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2021年)
(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
1988年長野五輪のスキージャンプ団体、日本の金メダル獲得の裏側で奮闘したテストジャンパーたちの知られざる実話を映画化した作品です。
田中圭さんは前回のオリンピックで団体チームをけん引するも惜しくも金メダルを逃し、自国開催の長野五輪に雪辱を誓う西方仁也さんという実在の人物を演じられました。
西方さんは残念ながらケガで代表から落選、裏方のテストジャンパーとして参加することになります。
ストーリーですが、1本目のジャンプを失敗した日本チームが2回目での逆転を狙う中、猛吹雪で競技は中断します。
その最中で運営側は25人のテストジャンパー全員が無事に飛べたら競技を再開すると告げ、日本の逆転金メダルは西方を始めとするテストジャンパーに託されます。
田中さんは西方の代表選手から裏方に回らざるを得なかった屈辱、そこから以前のチームメイトたちに金メダルを託す心情を巧みに表現されています。
特に西方が前回のオリンピック、いや、それ以前からどれだけの長い間想いを紡いできたかを表現する田中圭さん。
そして、全てを掛けたテストジャンプのシーンでも、周りのジャンパー達の熱さにただ流されるのではなく、決してきれいごとを言わず、強い意志を持って目の前にある使命を遂行しようとする演技に感動しました。
まとめ
今回は「【2010~2021年】田中圭出演映画の高評価ランキングトップテン!」と題して、お伝えしました。
まとめましょう!
- ランキング3位は女性にモテるが、優柔不断で恋愛に臆病な主人公を演じた「mellow」
- ランキング2位は優しく温かい小牧教官が好評の「図書館戦争 THE LAST MISSION」
- ランキング1位は実在のテストジャンパーの葛藤、苦悩、使命感を巧みに演じた「ヒノマルソウル」
田中圭さんはその風貌のイメージ通り、優しくて穏やかな好青年と言えるようなキャラを多く演じられてきました。
そこで個人的なおすすめですが、そのイメージとは真逆の極悪人を演じた「みなさん、さようなら」はぜひ見ていただきたいですね。
それも含め、ぜひ皆さんも田中圭さんの演技力に魅了されちゃってください(笑)
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