俳優に歌手、ラジオパーソナリティとマルチな才能を見せる菅田将暉さん。
そして、「SEKAI NO OWARI」のボーカルで俳優初挑戦のFukaseさんの共演が話題のダークエンターティメント、「キャラクター」が公開されています。
主人公は一家惨殺事件とその犯人を目撃しながら見ていないと嘘をつき、その体験から生まれた殺人鬼を主人公とした漫画を描く。
そして、その事件の犯人が後日主人公の目の前に表れて、漫画を模倣した殺人をしていると告白します・・・
そんなストーリーの中で2人がどう対峙するのかが注目ですが、脇を固めるキャラもどんな俳優さんが演じられているのかが大いに気になるところです。
そこで今回は「「キャラクター」キャストまとめ!両角役「Fukase」って何者?」と題し、キャストの役どころとプロフィールを紹介します。
また、SEKAI NO OWARI・Fukaseさんにも迫ります。
「キャラクター」キャストまとめ
それでは早速、キャラクター出演のキャストについて、役どころとプロフィールをまとめていきます。
【菅田将暉】殺人鬼を描いてしまった売れない漫画家・山城圭吾役
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画力は高いがお人よしな性格で、強めな悪役キャラクターが描けない漫画家!
そんな欠点があるために万年アシスタント生活を送る主人公・山城圭吾を、菅田将暉さんが演じています。
ボサボサ頭に無精ひげという、ひと昔前の漫画家を彷彿させるようなむさい風貌ですが、最近は割とこういったキャラクターも多く演じられており、個人的には今回もはまり役と感じます。
菅田さんはモデルのコンテストで目に留まり、現在の事務所に所属。
歌手として紅白歌合戦に出場、人気ラジオ「オールナイトニッポン」のパーソナリティも担当しており、俳優のみならずそのマルチな才能を発揮されています。
俳優としては「仮面ライダーW」でテレビドラマ初主演、映画も仮面ライダーシリーズで初出演、初主演、当時プロデューサーに「真っ白でピュア」と評されたのが、若き日の菅田さんです。
そのあと映画では、転機と語る作品「共喰い」で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞、2017年「あゝ荒野」で最優秀主演男優賞を獲得するなど、賞レースの常連でもあります。
テレビドラマでもほぼ1年に1本は主役を演じる一方、脇役やスポット出演などで作品に鮮烈なスパイスを加える存在でもあります。
菅田さんは出演した映画の監督から「天才」「直感的」「予測を超えてくる」など、持って生まれた天性を評価されることが多いです。
そして、本人は「身長、長男、A型、濃くも薄くもない顔など」どれをとっても普通なのでどんなキャラにも寄せやすいと分析しており、まさに「キャラクター」を演じられる俳優さんなんですね。
・仮面ライダーシリーズ
・共喰い
・海月姫
・帝一の國
・銀魂
・糸
・花束みたいな恋をした
・キネマの神様
【Fukase(SEKAI NO OWARI)】描かれてしまった美しき異常者・両角役
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全国ツアーで30万人を動員する「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseさんが演じるのは、一家惨殺事件の犯人で、主人公に現場を目撃され漫画の主人公として描かれてしまう「両角」という人物です。
両角は殺人のやり方にこだわりがある異常者で、身元や犯行目的、動機などすべてが謎に包まれた猟奇的で実に不気味なキャラクターです。
Fukaseさんはこの映画が俳優デビュー作ですが、約1年間以上の準備期間中にワークショップに通い、さまざまなシチュエーションで演技のトレーニングを積んだそうです。
また、スーパーの包丁売り場でセリフの練習を行ったという、ちょっと怖いエピソードも残しており、「両角」役に掛ける強い思いが伝わってきます。
菅田「あの日は良い意味で、何も考えずに役に集中できました。両角の怖さ、そこに手を出してしまったという怯えなど複雑な気持ちが入り混じっていて、『うわあ、これだ』っていう、物語が動き始めたゾワゾワするものが漂い出して、とにかく凄かったですよ。どれだけ作り込んでくるんだろう……という気持ちにもなりましたね」
引用元:映画.com
何作品もの主演を務めてきた菅田さんに初めて相まみえたシーンの撮影でこう言わしめるほど、この猟奇的な殺人鬼を演じ切ったのが、映画「キャラクター」におけるFukaseさんなのです。
【高畑充希】主人公を陰で支える優しき理解者・川瀬夏美役
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キャラクター3人目のキャストは、主人公を陰で支える同棲中の彼女・川瀬夏美を演じる高畑充希さんです。
主人公の良き理解者として優しく見守っていますが、殺人事件の第一発見者となった恋人の異変に気付き、どう物語に絡んでくるのか注目のキャストです。
高畑さんは小さい頃から舞台女優を志しており、実際のデビューも中学生の時にオーディションに合格したミュージカルでした。
「ピーターパン」「奇跡の人」「コーヒープリンス1号店」などの有名舞台作品で次々と主役を務め、映像作品への出演が増えた現在も年に1本ペースで主演舞台をこなされています。
共演した女優の黒木瞳さんからは「将来のミュージカル界を背負っていかれる逸材」と言われ、高畑さんの舞台を観劇した福田雄一監督からは「これから絶対に来る女優」。
また、映画監督の三木孝浩さんは奇跡の人を観劇した際に「ナチュラルボーン女優!」とツイートしており、多くの同業、クリエイターから演技力、歌唱力を絶賛されています。
映画では初主演が2016年で、主役もまだそこまで多くないものの、2018年に「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得するなど、すでに抜群の存在感を発揮しています。
今回の川瀬夏美のような童顔なところを活かした心優しいキャラに加え、ちょっと勝ち気で小生意気なキャラ。
また、近年はテレビドラマ「過保護のカホコ」での不思議ちゃんキャラまで幅広く演じられており、映画界でも今後さらに大きな注目を浴びる女優さんであることは間違いないでしょう。
・書道ガールズ
・女子ーズ
・植物図鑑 運命の恋、ひろいました
・DESTINY 鎌倉ものがたり
・こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
・引っ越し大名
・ヲタクに恋は難しい
・明日の食卓
【中村獅童】消えた犯人を追う兄貴肌の刑事・真壁孝太役
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キャラクター4人目のキャストは、主人公が目撃した一家惨殺事件を班長として追う刑事・真壁孝太役の中村獅童さんです。
兄貴肌で人情味があり周りの刑事からの人望も厚い人物で、部下の清田を暴走族から警察官にしたというバックボーンがある、重要な役どころです。
中村さんは8歳で初舞台を踏んだ歌舞伎役者さんで、早くに歌舞伎役者を廃業した父である初代中村獅童からその名を受け継いだ「二代目中村獅童」です。
一時期は歌舞伎を離れていたこともありましたが、今では大歌舞伎や花形歌舞伎などで演じる古典に定評があります。
その一方、絵本が原作の舞台や、バーチャルアイドル「初音ミク」と共演した「超歌舞伎」など、新しい試みも積極的に行っており、歌舞伎の新しいファン開拓に大いに貢献しています。
映像作品では2006年ごろからテレビドラマに出演、こわもてな風貌そのままに刑事役や犯人役、戦国武将役などを数多く演じられていますね。
特に映画では2002年「ピンポン」のドラゴン役で注目を集め、その後「男たちの大和/YAMATO」や「デスノート(声の出演)」などで存在感を示し、「硫黄島からの手紙」など海外作品でも高い評価を受けています。
・ピンポン
・いま、会いにゆきます
・男たちの大和/YAMATO
・デスノート
・硫黄島からの手紙
・レッドクリフ
・起終点駅 ターミナル
・孤狼の血
【小栗旬】鋭い直感と天性の人たらしで事件に迫る刑事・清田俊介役
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キャラクター5人目のキャストは主人公が描いた漫画と事件の関連性にいち早く気づき、その真相を探る刑事・清田俊介役の小栗旬さんです。
人との距離を詰めることに長けた人たらしで、事情聴取や取り調べが得意という設定のため、主人公との絡みが大いに注目です。
また、暴走ぎみなところがあり、自分を暴走族から刑事に押し上げてくれた真壁(中村獅童さん)の手を煩わせるヤンチャな部分もある役どころです。
小栗さんは映画「銀魂」シリーズや2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など、近年も次々と主役をこなされていますが、今回のような脇から物語を支えるキャラにも定評があります。
「追憶」では親友を殺害した容疑を掛けられ、もう一人の親友と刑事と容疑者という立場で向き合うことになるという難しい役どころを
また、「響-HIBIKI-」や「僕の膵臓を食べたい」では、心に悲しみや憂いを持ちながら生きる姿を好演し、作品に深みを与える存在になっています。
今回は近年小栗さんを代表する役どころの1つである刑事役のため、どういったアプローチで犯人を追い詰めていくのかワクワクしますね。
俳優初挑戦!SEKAI NO OWARI・Fukaseに迫る
引用元:デイリースポーツ
今回の映画「キャラクター」が俳優初挑戦となるFukaseさんですが、アーティスト”SEKAI NO OWARI・Fukase”とはどんな人なのでしょうか?
まずはプロフィールからご紹介します。
・生年月日:1985年10月13日
・出生名:深瀬 智(ふかせさとし)
・出身地:東京都大田区
・身長:168cm
・血液型:B型
Fukaseさんは10代の頃にADHDと診断されたことを公表しており、併発した障害の治療薬の副作用で苦しんでいた時期があったそうです。
その時代は困難な生活を強いられ、閉鎖病棟への入院、医者になるために勉強した記憶が薬の副作用によって消えてしまうなど、様々な辛い経験をされています。
これで自分の世界は終わったと感じ、Fukaseさんは絶望します。
しかし、その時に助けになったのが音楽と今の仲間だったので、世界の終わりから仲間と共に音楽を始めてみようという意味を込め「世界の終わり」というバンド名を付けたそうです。(2011年に現在のアルファベット表記に改名)
SEKAI NO OWARIは音楽シーンに突如現れ、「セカオワ現象」とまで言われるほど急スピードでスターダムにのし上がったように見えます。
ただ、その陰にFukaseさんの深い苦しみや悲しさがあったことを覚えておかなくてはいけませんね!
音楽だけじゃないFukaseの魅力!
Fukaseさんの作る楽曲は独自の世界観がありますが、その才能は楽曲だけにとどまりません。
今回の劇中で両角の部屋の壁に描かれた巨大な油絵はFukaseさん自身が描いたものです。
引用元:音楽ナタリー
今回は劇中の両角が描いた絵なので、両角になり切っているわけですが、Fukaseさん本人の絵画も独特なタッチであり、各方面から注目を集めています。
今年もグッズ用に油絵を描きました。 pic.twitter.com/0Gcqun8jil
— Fukase(SEKAINOOWARI) (@fromsekaowa) May 10, 2015
また、その創造力はFukaseさんがデザインを担当して立ち上げたブランド「BADMOOD」でもいかんなく発揮されています。
現在はFukaseさんが生み出したいかれた5人で結成されたバンドの日常を描くアニメーションを公開し、そのキャラクターのグッズが販売されています。
始まりましたRT @badmood_inc: “BAD MOOD” animation is finally here.
Episode1 – Hollywood Dreaming now on @PrimeVideo_JP https://t.co/3Jy0jGDnKS— Fukase(SEKAINOOWARI) (@fromsekaowa) October 21, 2020
また、独自のスタイルを確立していると言われるファッションでも、国内外を問わず度々ファッション誌に登場しており、そのマルチな才能が一体どこまで突き抜けていくのか大注目ですね。
まとめ
今回は「「キャラクター」キャストまとめ!両角役「Fukase」って何者?」と題して、お伝えしました。
話をまとめます。
- 多才すぎる2人!菅田将暉と俳優初挑戦Fukaseが織り成す異次元の世界観!
- 果たして優しく見守っているだけなのか?主人公の彼女役・高畑充希がどう絡むのか注目
- 15年ぶりの共演中村獅童と小栗旬!敏腕刑事たちがどう主人公に迫り、犯人を追い詰めるのか?
- 才能の宝庫Fukaseの今後の俳優活動にも期待大!
この映画の最大のハイライトにしてセールスポイントですが、個人的にも俳優初挑戦のFukaseさんがどういう殺人鬼キャラを演じているのかに注目ですね!
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