鳩の撃退法(映画)はつまらない?ネタバレあらすじ解説!原作と違う?

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直木賞作家佐藤正午さんの「鳩の撃退法」が、藤原竜也さん主演で映画化されます。

原作小説はストーリー展開が複雑すぎて逆につまらないという評価もあり、実写化は不可能とされてきましたが、映像化に踏み切りましたね。

そこで今回は「鳩の撃退法(映画)はつまらない?ネタバレあらすじ解説!原作と違う?」と題して、鳩の撃退法の謎に迫っていきます。

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映画「鳩の撃退法」はつまらない?

映画鳩の撃退法は、直木賞作家佐藤正午さんの同名小説が原作です。

小説は上下巻1100ページにも渡る長編が映画化されるわけですが、原作には「つまらない」という評価もあります。

ストーリーは何重にも伏線が張りめぐらされていますが、それを回収しきれていないのでは?と言われています。

また、話が過去と現在を行ったり来たりしますし、ちょくちょく本筋から脱線し、その脱線が延々と続く場面もあります。

さらに、「言い回しが回りくどく一文が長い」、「登場人物の無駄な会話が多い」など、ストーリーが無駄に長いと考えている読者もいました。

そして、主人公はいわゆる人間のクズ、その他の登場人物もみんなどこか怪しげで、読者が感情移入しにくく、読んでいて退屈になってしまうのも、つまらないと言われる一因のようです。

しかし、これらの理由はどれか1つでも面白いと感じれば一気に全部を好きになれそうですし、映像化されることで伏線回収や複雑な展開も分かりやすくなっている可能性があります。

すでに観た方からはこういった意見も少なくありませんので、映画はご自分の目で確かめることをおすすめします。

ネタバレ注意!鳩の撃退法あらすじ

それでは映画鳩の撃退法のあらすじを解説します。

かつては直木賞も受賞した天才作家・津田伸一(藤原竜也さん)は、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳さん)に書き途中の新作を読ませています。

神隠しにあったとされる幸地秀吉(風間俊介さん)一家、津田の元に舞い込んだ大量のニセ札、津田の命を狙う裏社会のドン(豊川悦司さん)の存在など、小説は津田が富山の小さな街で経験した出来事を元に書かれています。

津田の新作に心を躍らせる鳥飼は惹きこまれますが、読めば読むほど、どうにも小説の中だけの話とは思えません。

鳥飼は津田の話を頼りに、コーヒーショップ店員・沼本(西野七瀬さん)の協力も得て、小説が本当にフィクションなのか【検証】を始めます。

真実?小説?

映画鳩の撃退法には「2人の津田」が存在します。

小説を書いた実在の「津田」と、小説の主人公である「津田」です。

実在する津田が書いた小説のあらすじがこちらです。

一年前、閏年の二月二十九日。雪の降る夜。かつては直木賞も受賞したが今は富山の小さな街でドライバーとして働いている津田伸一は行きつけのコーヒーショップで偶然、幸地秀吉と出会い、「今度会ったらピーターパンの本を貸そう」と約束をして別れる。しかし、その夜を境に幸地秀吉は愛する家族と共に突然、姿を消してしまう。

それから一か月後、津田の元に三千万円を超える大金が転がりこむ。ところが喜びも束の間、思いもよらない事実が判明した。
「あんたが使ったのは偽の一万円札だったんだよ」

ニセ札の動向には、家族三人が失踪した事件をはじめ、この街で起きる騒ぎに必ず関わっている裏社会のドン・倉田健次郎も目を光らせているという。(一部抜粋)

引用元:映画「鳩の撃退法」公式サイト

津田は偽札騒動と一家3人失踪事件をモデルに、小説を書いていきます。

自分が実際に経験したこともあれば、体験していない部分は噂などを基に想像もしながら書いています。

いわゆる津田の小説は、真実とフィクションが交錯しているんですね。

例えば、津田が手にする大金は本物も混じっており全てが偽札ではありませんし、偽札を手にする経緯も「こんな偶然あり得ないだろう」というものです。

また、失踪する幸地秀吉と事件の黒幕である倉田は無二の親友という設定ながら、妻が犯した失態のために倉田に殺されかけます。

こんなトリッキーな状況や設定でも、小説上のフィクションとなれば簡単に受け入れられるでしょう。

しかし、体験した者しか書けない内容と思わせる部分も多くあるため、いかにもフィクションっぽいことまで真実と思わされてしまうんですね。

本作のキャッチフレーズは「この男の小説(ウソ)を見破れるか」です。

とにかく書かれていることが真実なのか、小説のために仕掛けられたフィクションなのか?

津田は物語の登場人物にだけでなく、映画を観ている我々観客にも「謎解きしてみろ!」と挑発してくるのです。

ラストシーンは原作と違う?

ここからは原作小説のラストシーンをネタバレし、映画のラストを予想してみます。

ネタバレ注意!小説鳩の撃退法ラストシーン

原作小説のラストで津田は、バーテンダーとして働きながら小説を書いています。

ある日津田が働くバーに1人の男が来店し、ママに封筒を託し、津田にそれを渡すようにお願いして店を去ります。

封筒の中身はストーリー全体の中で幾たびも登場するキーアイテム「ピーターパンの本」であり、男は「借りていた本が読み終わったので返す」という言葉を残していきます。

ピーターパンは津田が偶然に出会った幸地秀吉に、「今度貸そう」と約束した本でもあります。

また、裏社会のドンこと倉田が別の目的でその本を探しており、難を逃れたい津田が倉田に献上したものでもあります。

それが今自分の手元に戻ってきたわけですから、バーに訪れた客は倉田か幸地秀吉の可能性が高い。

津田は店を出た男の後を追いますが、時すでに遅し、見つかりませんでした。

津田は店に来た男の雰囲気や「読み終わった借りていた本」という言葉を残していったことから、その男が幸地秀吉だと確信します。

津田は失踪した幸地秀吉一家が実際に生きているかどうか知らない段階で、小説に「生きている」と書いています。

いわゆる幸地一家が生きているかどうかは、相変わらず真実かフィクションか分からないことなのですが、偶然ではあるにせよ幸地秀吉は小説の通り生きていたという結末です。

真実とウソが行きかうこの小説の結末にふさわしく、最後まで「小説が現実を裏書きしているのか?」という謎を読者に突きつけているわけですね!

ラストシーンでタイトルの意味も明らかになる?

映画鳩の撃退法のラストシーンは一体どうなるのでしょうか?

原作通り幸地秀吉が生きて登場するのが濃厚かとは思いますし、なぜピーターパンを幸地秀吉が持っていたのかは道中の伏線の回収になっているので、そのまま映画でも採用されているはずです。

しかし、映像化によってストーリーを少しでも分かりやすくするという意図があれば、例えば津田と幸地秀吉が何らかの会話を交わし、もう少し多くの伏線がここで回収されるかもしれません。

また、原作に割と忠実と言う話も聞きますのであり得ないとは思いますが、バーを訪れた男がもし倉田であったら、ラストの展開はまたガラッと変わりますよね。

そして、「鳩の撃退法」というタイトルの意味も、ラストに向けて明らかになるのでしょうか?

ちなみに、この物語で鳩は偽札を表す隠語(符丁)として使われており、実際の鳩は一匹も撃退されませんのでご安心ください(笑)

しかし、偽札の動向を追うという単純なストーリーではないため、明らかに別の意味もあるはずです。

小説を読んだ方がタイトルの意味を色々と考察しているように、これも原作者が読者に投げかけている大きな謎の1つでしょう。

これは筆者の個人的見解ですが、映画が原作を分かりやすくさせたものだとすれば、ラストにもう少しタイトルの意味を考察しやすいヒントが追加されると期待しています。

ぜひ皆さんもその意味を劇場で考えてみてください。

まとめ

今回は「鳩の撃退法(映画)はつまらない?ネタバレあらすじ解説!原作と違う?」と題して、お伝えしました。

話をまとめます。

  • 原作小説につまらないという評価があるのは事実だが、映画で見方が変わる可能性も!
  • 映画「鳩の撃退法」は、現実と小説内の2人の主人公が、真実と小説(ウソ)を交錯させて展開するストーリー
  • 話が真実なのかウソなのかのは、観たものにゆだねられている部分もある
  • 小説の難解さは映像化で緩和されている可能性あり!
  • 原作通りのラストなのかも注目!

映画「鳩の撃退法」は、観る者に多くの謎を提供しその謎を問いかけてくるような内容になっています。

ぜひ皆さんも主人公の津田が仕掛けてくる真実とウソのシーソーゲームを、劇場で解き明かしてみませんか?

 

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