鈴木亮平さんが燃えよ剣や土竜の唄など、話題の映画に相次いで主要キャストとして出演することが決まり注目を集めています。
ドラマでもTOKYO MERなど高視聴率作品で主演を務め、その勢いはとどまることを知りません。
ですが、脇役でもその存在感は圧倒的なのをご存知でしたでしょうか?
そこで今回は「【最新版】鈴木亮平の演技が主役を超えたと話題になった作品」と題し、出演映画を厳選、ランキング形式で紹介します。
鈴木亮平の演技が主役を超えたと話題になった作品10位~4位
それでは早速、鈴木亮平さんの演技が主役を超えたと話題になった作品を紹介していきます。
まずはランキング10位から4位までの7作品をどうぞ!
10位 くちびるに歌を(2015年)
(C)2015「くちびるに歌を」製作委員会 (C)2011中田永一/小学館
ランキング第10位は新垣結衣さん演じる中学校の臨時教員が、生徒と交流しながら合唱コンクール出場を目指す青春ストーリー、くちびるに歌をです。
鈴木亮平さんは主人公の婚約者役ですが、なんと!声のみの出演です。
甘くて優しい鈴木さんの声に注目した三木孝浩監督が、勝気な主人公を見守る婚約者にピッタリということで熱烈なオファーを出し、実現したそうです。
鈴木さんの声は、主人公の携帯電話に残された留守電のメッセージのみです。
しかし、主人公が何度もそのメッセージを聞き直すシーンが登場しますので、とても重要な”声”なんですね。
9位 ホットロード(2014年)
(C)2014「ホットロード」製作委員会 (C)紡木たく/集英社
第9位は人気少女コミックを、能年玲奈さんと登坂広臣さんの共演で映画化したホットロードです。
能年さん演じる暴走族にあこがれる不良少女が、登坂さん演じるチームで出会った少年に惹かれていくというラブストーリーです。
鈴木さんは少年が属する暴走族の総長・玉見トオルを演じています。
トオルは人望があって皆に慕われている総長ですが、結婚を決意し主人公にその座を譲るという役どころです。
そのため、がたいがよく、心優しい男を好演する鈴木さんにマッチしているということで、当時とても人気になったのを覚えています。
8位 風に立つライオン(2015年)
(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
第8位はさだまさしさんが、ある日本人医師の実話を基にした自身の楽曲をモチーフに執筆した小説の映画化作品、風に立つライオンです。
映画は大沢たかおさん演じる主人公の医師が、派遣先のケニアで少年兵の過酷な現実に直面し、命を守るために奔走する姿を描いています。
鈴木さんは主人公が日本に残したきた恋人(真木よう子さん)に惹かれていく、長崎の漁師役です。
この映画はケニアロケが注目されましたが、多くの関係者が日本パートの重要性を語っています。
そのキーマンの1人が鈴木さん演じる田上という漁師です。
田上は遠いケニアに恋人がいる女性を好きになっていく難しい役どころですが、豪快さと優しさを併せ持つ鈴木さんの演技力は必見です。
7位 ふたたび swing me again(2010年)
第7位は鈴木亮平さんが”人生の師”と仰ぐ塩屋俊監督がメガホンを取った、ふたたび swing me againです。
元ジャズトランぺッターの健三郎(財津一郎さん)が、50年ぶりにかつてのバンドメンバーを孫と一緒に1人1人訪ねていくロードムービーです。
鈴木さんは健三郎の孫・大翔役で、ジャズを愛するという共通点で旅に同行することになる大学生を好演しています。
最初はぶっきらぼうで頑固な祖父と上手く付き合っていけず、関係はギクシャクしています。
しかし、大翔は祖父があきらめた夢を徐々に理解するようになり、その想いを共有していく姿がこの映画の大きな見どころです。
そして、この映画に出演されている俳優陣は財津さんを始め、いぶし銀の超ベテランの皆様です。
そんな中で鈴木さんはまだ映画デビュー3年目の若手でしたが、存在感がかすむことは一切なく、「将来スターになるだろう人」という評価を多く受けていました。
さらに、今ではもう見られない、ちょっとチャラめな姿もおすすめポイントですよ(笑)
6位 海賊とよばれた男(2016年)
第6位は百田尚樹さんのベストセラー小説を岡田准一さん主演、山﨑貴監督で映画化した海賊とよばれた男です。
出光興産の創業者をモチーフにしたといわれている主人公・国岡鐵造が、石油の可能性を信じ国内外を問わず石油の確保に奔走する姿を描いた熱い人間ドラマです。
鈴木亮平さんは国岡の人柄にほれ込み転職してまで国岡の会社に入社、参謀を務めた武知甲太郎を演じています。
武知は戦後GHQとの橋渡し役を担い、海外との交渉では中心となり、国岡の右腕として際めて重要な役どころです。
また、武知は英語が堪能という設定ですが、実は鈴木さんも英検一級を取得しているほど堪能であり、まさにはまり役でした。
そして、武知は元陸軍中野学校の教官で情報戦のプロですから、頭脳戦を展開する重要なシーンがいくつもあります。
鈴木さんの知的な演技が、作品をよりピリッと引き締めているんですね!
5位 羊と鋼の森(2018年)
(C)2018「羊と鋼の森」製作委員会
第5位はピアノ調律師の青年の成長を描いたヒューマンストリー、羊と鋼の森です。
鈴木亮平さんは主人公・外村(山崎賢人さん)を、優しく時に厳しく指導する先輩調律師・柳を演じています。
鈴木さんの優しい雰囲気が後輩の成長を温かく見守るストーリーにマッチし、作品全体をさらに温かいヒューマンドラマにしています。
また、原作小説での柳の頼もしさも、十分すぎるほど表現されていると絶賛されています。
本作は上白石萌音さん・萌歌さん姉妹の初共演、ピアノの連弾が注目の的なのですが、その状況でも鈴木さんの演技に目を奪われた人が多かったというのはさすがですね!
4位 忍びの国(2017年)
(C)2017 映画「忍びの国」製作委員会
第4位は戦国時代に起きた伊賀忍者と織田信長軍との戦いを題材にした小説を、嵐の大野智さん主演で映画化した忍びの国です。
鈴木亮平さんは伊賀者でありながら、自分の息子(平兵衛の弟)を殺されても平然としている父親を見て伊賀忍者に絶望、織田側に寝返る下山平兵衛役です。
大野さん演じる主人公の無門は、怠け者で普段は奥さんの尻に敷かれているような、一見情けない男です。
それに対して鈴木さん演じる平兵衛は、伊賀を思うからこそ寝返ってしまうような熱い男です。
そんな真逆に見える2人が相対するのが、本作の最大の見どころです。
特に無門と平兵衛の最後の決闘は、300手以上の殺陣が続くシーンを2人がほとんどスタントマン無しで演じ切っています。
鈴木さんは約3か月間も殺陣の練習を行ったそうで、アクションに定評のある大野さんと互角に渡り合う姿が圧巻だったと評価されました。
西郷どんのイメージも強い鈴木さんですが、以外にも時代劇への出演は少ないんですね。
忍びの国はその意味で鈴木さんの本格的な殺陣、アクションが見られる貴重な作品のため、おすすめです。
番外編 俺物語!!(2015年)
(C)アルコ・河原和音/集英社
(C)2015映画「俺物語!!」製作委員会
俺物語!!は鈴木亮平さん主演のため今回の主旨から外れますが、鈴木さんを語る上で外せない作品ですので、”番外編”として紹介します。
鈴木さん演じる主人公剛田猛男は高校生らしからぬいかつい顔面と巨体を持ち、豪傑かつ純粋、典型的な日本男児です。
身長約2m、120kgという設定の剛田猛男を演じるために、鈴木さんは30kgも増量して撮影に挑みました。
そして、撮影期間中も合間にずっとパンを食べ、プロティンを飲んで体型を維持していたそうです。
俺物語!!は大ヒット少女漫画で主人公・猛男のファンも多いため、原作のイメージにできる限り近づけたいという想いからのキャラ作りです。
鈴木さんの凄まじいまでの俳優魂を感じるためにも、改めて見返したい作品ですね!
鈴木亮平の演技が主役を超えたと話題になった作品ベスト3
ランキング10位から4位まで、そして、番外編を紹介してきましたが、鈴木亮平さんはどの作品でもさすがの存在感です。
それではここから、さらに鈴木さんの演技が大きな爪痕を残したベスト3作品を紹介します。
3位 泣いたらアカンで通天閣(2013年)
第3位は泣いたらアカンで通天閣です。
大阪・新世界の商店街を舞台に、頑固なラーメン屋店主・ゲンコ(大杉漣さん)と、しっかり者の娘センコ(木南晴夏さん)が織り成す親子愛を描いた人情喜劇です。
鈴木亮平さんはセンコの幼なじみで、向かいの質屋のひとり息子カメヤを演じています。
カメヤは10年前に新世界を嫌って東京に出ましたが、勤めていた銀行の不祥事に巻き込まれ退社、大阪に戻ってきます。
カメヤはラーメン屋の危機を救うべく、先代の味をセンコと共に再現することに奮闘します。
また、上司との不倫に苦しむセンコと自分の子ではないかもしれないお腹の子と共に結婚、ラーメン屋の3代目になることを決意する…というストーリーです。
カメヤはとにかく優しくて、頼もしくて、熱い男、まさに”THE鈴木亮平”というキャラです。
そのため、脇役ではありますが、クセが強く強烈な主人公・父娘のキャラに一歩も引けを取らず、大きな存在感を示しています!
まさに主演を超えたと話題になったので、強くおすすめしたい1本です。
2位 ひとよ(2019年)
(C)2019「ひとよ」製作委員会
第2位は母が父を殺したことで人生を大きく狂わされた家族の物語、ひとよです。
母が刑期を終え家族が15年ぶりに再会、絆を取り戻そうとする一人一人の姿を描く群像劇になっています。
鈴木亮平さんは一家の長男・稲村大樹役で、次男を佐藤健さん、長女を松岡茉優さん、母親を田中裕子さんが演じています。
鈴木さん演じる大樹は共演者の松岡さん曰く「鈴木亮平史上最も頼りにならない役」であり、しかも、マザコンで妻から離婚も迫られているというありさまです。
こ主人公である次男・雄二は世の中を斜めから見ているやさぐれ者ですから、まじめで臆病な兄・大樹とはキャラの違いが際立ちます。
そこを踏まえながら鈴木さんがやや抑えめの演技で表現しているのが、さらに物語の中の兄弟関係をリアルに見せており、本作の見どころの一つになっています。
また、大樹は吃音症を患っているという設定であり、鈴木さんは撮影5か月前から準備したとのことです。
鈴木さんの強烈な俳優魂をしっかりと感じ取れる作品でもありますので、おすすめです。
1位 孤狼の血 LEVEL2(2021年)
(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
ランキング1位はヤクザと警察の激しい抗争を描いた大ヒット映画の第2弾、孤狼の血 LEVEL2です。
鈴木亮平さんは主人公の日岡刑事(松坂桃李さん)に立ちはだかる最強にして最悪の敵、上林組組長・上林成浩を演じています。
上林は人の命を屁とも思わない悪魔のような男で、この男が登場するシーンには常に狂気が充満し恐怖のどん底に突き落とされます。
上林が日岡を執拗に狙うのは、自分を唯一認めてくれたかつての親分が、日岡の陰謀によって命を落としたからです。
化けもののような上林ですが、実は”親の復讐”という、ヤクザらしい、人間くさい理由で突き動かされているキャラなんです!
それを狂気をはらんだ猟奇的な演技で魅せるのが、鈴木さんの本作における最大の見どころです。
そして、焼肉屋で子分をボコボコに殴った直後に子供の頃に住んでいた団地を眺め、自分の少年時代に想いを馳せるところは、上林の、いや、”俳優鈴木亮平”の優しさが垣間見える必見のシーンです。
鈴木亮平史上もっとも最恐、最悪なキャラをどう演じているのか、ぜひご自分の目で確かめていただければと思います。
まとめ
今回は「【最新版】鈴木亮平の演技が主役を超えたと話題になった作品」と題して、お伝えしました。
記事をまとめます。
- 第3位鈴木亮平さんらしさ全開のキャラを演じた泣いたらアカンで通天閣
- 第2位は情けなく弱い長男役を好演しているひとよ
- 第1位は最恐、最悪のヤクザ・上林に徹しきった孤狼の血 LEVEL2
今回紹介した作品はもちろんどれも鈴木さんの演技が光るおすすめ映画ばかりですが、個人的なイチ押しは泣いたらアカンで通天閣です。
今までのイメージを全くもって覆したヤクザの上林も凄いんですが、やはり鈴木さんの優しくて頼もしくて熱いキャラは最高ですね!
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